205号の曽我部くん

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「隣が…うるさい!」

中学教師の成田雅恵は205号の曽我部くんに悩まされていた。
……成田、205号のチャイムを鳴らす。玄関が開く。
曽我部:(咳払いをして)...こんにちは。
成田:あのー、曽我部君。歌ってたよね、さっき。
曽我部:...聞こえないかなぁ、って思ってたんですけどね。
成田:自分の声量を見縊りすぎだよ。というか、いつも注意してるんだからわかるでしょ。
曽我部:...奇跡、起きないかなぁって。
成田:起きないよ、そんな奇跡。
曽我部君!もうちょっと、さじ加減を考えて歌うことってできないの?
曽我部:...さじ、加減?
成田:初めて聞いた、みたいな感じで言わないで!……